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タチヨリドコロ

大刀洗は、今日も元気です。

うの花グループさん

手づくり手芸グループ

うの花グループとは、“自分の作りたいものを作る!”をモットーに手芸とおしゃべりを楽しみつつ活動されている、気心の知れた10人のお母さんグループです。毎週水曜日に北鵜木公民館で、着物などに使われている紬(つむぎ)や縮緬(ちりめん)といった和布を使って、ブローチやお人形、バッグや洋服など様々なものを作られています。

うの花グループのみなさんうの花グループのみなさん

ー あたたかみのある手づくり品の数々

柔らかくしっとりとした肌触りで気持ちの良い洋服やバッグは、ふわっと軽くておでかけにも最適です。花かごのブローチは小さい花が可愛らしく、小さくとも身につけると全体がぱぁっと華やかになり、おしゃれ度アップ!!和布ならではの落ち着きある雰囲気を出すうさぎのお人形は、その優しさに溢れた表情を見るだけで思わず笑顔がこぼれる抜群の癒し効果を発揮します。

そのひとつひとつに、お母さんたちの「水曜日の楽しい時間」がたくさんつまっているからこそ、より素敵な仕上がりになっているように感じました。

うの花グループの方々の作品うの花グループの方々の作品

ー 今からここに入るのは東大に入るより難しい

「みんなでお弁当を持ってきてね、おかずを分け合って食べるとよ。水曜日が楽しくて楽しくて。」そう語るのは、うの花グループ代表の大石さん。それを聞いていた皆さんも満面の笑顔でうなずき合います。大石さんの呼びかけで集まったお母さんたちの活動は、今年10月、ついに9年目に突入しました。 「気心がもうみんな知れてるからね。ここは東大に行くよりか入学が難しい。」言葉の端々や皆さんの表情から、この8年間、「水曜日の楽しい時間」を共に過ごしてきた、ずっとかわらないメンバーだからこその絆があることが感じられます。

手芸が終わるとお茶の時間手芸が終わるとお茶の時間

「家ではあんましゃべらんかったりするけど、ここに出てくればね~」「そうそう。いつもはおとなしいとにね。」なんて笑いながら話しつつも、手は止まることなく動いています。

花かごのブローチの花は指先くらいの大きさで、作るのがとても大変です。細かいところまでひとはりひとはり手縫いでじっくり作っています。おくるみ人形はくるむのが難しいようで、「あー、できない。なかなかくるめない。いやって言わっしゃる。暑すぎるって。」と、泣いて嫌がる赤ちゃんに四苦八苦するお母さんそのもののご様子。まわりのお母さんたちも「あらあら、困ったねぇ。」という様子で、ほのぼのとした空気が流れます。

ひとつひとつ丁寧につくっていくひとつひとつ丁寧につくっていく

轟さんは御歳83歳のグループ最年長お母さん。とてもお元気で、毎週水曜日は綺麗な和布と色鮮やかな糸をたくさん持ってやって来ます。「ここに来てみんなに元気もらいよる。…ん~幸せ。まだあの世にいかれん!」そう語る轟さんに、私たちが元気をいただきました。

「天神は私の庭。新天町は知り合いばっかり。」と、冗談まじりに話すのは78歳の大石さんで、今もちょくちょく福岡まで買い物や情報収集に行かれています。「福岡行ったら階段だって駆け上がるのよ。」これには驚くばかりです。冗談を言い合ったり、笑い合ったり…みんなと過ごすこの素敵な時間が、皆さんの元気の源になっているのではないでしょうか。

気心の知れた10人のお母さんたちは、大好きな仲間と共に大好きな手芸とおしゃべりを楽しみ、周りをも笑顔にしながら今日も元気に活動しています。

うの花グループ代表の大石さんうの花グループ代表の大石さん


※2011年〜2013年までタチヨリドコロを運営していた大刀洗ブランチによる取材記事を引き継ぎ掲載しています。

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