- 大浦 寛明
- 職業:会社員(製造業)お住まい:東京都
上京して早3年。
「ふるさと」「故郷」というコトバは、すべての人の中にあるわけではないということを気付いたのも、会社の同僚と正月帰省の話をしていたときのこと。
田舎育ちの私には、誇りに思う「ふるさと」がある。
東京から大刀洗に帰省する際、時間があれば私は福岡空港からバスに乗り、大板井(小郡)のバス停で降車。そのまま、大板井駅から慣れ親しんだ1車両の単線の電車に乗り込む。車窓から見えるのは、季節折々の花々、踏み切り前で電車が通り過ぎるのを待っている下校中の学生たち、そんな中でも私のお気に入りは、「車窓から見える田園風景」。
電車が好きだった幼い頃の兄と僕を、車両が見える線路沿いまで手を引きながら毎日のようにつれて行き、用もないのにただ電車に乗せて私たちを楽しませてくれていた祖父と祖母の優しさを思い出させてくれる。
そんな車窓からの風景。
甘木鉄道にまだ乗ったことのない方、若しくは通学でよく乗っていたけどしばらく乗っていないという方。車窓からの風景はあなたに何か大切なこと、忘れていたことを思い出させてくれるかもしれません。
- 甘木鉄道の車窓から見える風景
- 福岡県三井郡大刀洗町大字山隈 西大刀洗駅