看板がないと、そこにうどん屋さんがあるとは到底分かりそうもない、古い店構え。
早朝7時に開店し、１５時間には閉まるというこのお店。

お昼時には、広い駐車場に車がたくさん止まっています。
昔ながらの引き戸を開けて店内に入ると、年季の入った内装からは中々想像できない食券販売機があります。
「ごぼう　うどん、そば」と書かれた食券を購入後、おばちゃんに食券を渡しながら「そば、ねぎ多めで」が私のルール。
てきぱきと麺をゆでていくおばちゃんの手さばきを待つこと数分。

到着した「ごぼ天そば」。ごぼ天は、細切りにしたごぼうを渦巻き状にかきあげにしたもの。
醤油の風味を少し強めに感じられる「すめ」にごぼ天を浸しておくと衣がとってもいい感じにふやけてきます。
それと一緒に少し柔らかめに茹でられたそばを口に入れると、絶妙なバランスであっと言う間に食べ終えてしまいます。
決して手打ちとか、揚げたてとかではないけれど、ふとしたタイミングで「薬師いこっか」ーてなる、そんなお店です。

そばができあがるまでの間に食べるかしわおにぎりもおいしいですよ。