♪俺は大刀洗生まれの大刀洗育ち、悪そな奴は大体友達…♪
いやいや、大刀洗っ子に悪い奴なんていないんです!
小さい頃から、見渡す限りの大自然の中でのびのび育ったんだから、100%いい奴です。
とはいえ、正直なところ、イマドキの若い世代って大刀洗のことをどう思っているの?
そんな疑問をクリアにするべく、DJ平田圭一朗さんと、地元でサッカー少年を育てる幼馴染のイクメン・ほきもとさんに大刀洗の若者の遊び場を案内してもらいました。
思い出の地を巡るうちに、ふと見え隠れする彼らの夢と野望に、胸が熱くなること間違いなし!
案内する人
平田 圭一朗さん
生まれも育ちも大刀洗。現在は久留米でバー「ザ・パラダイス」の店長を務めるかたわら、ドリームスエフエムにてラジオ出演中。その他イベントMCやDJなど多彩なジャンルで活躍中。
大刀洗市外局番の「0942」をモチーフにしたTシャツをプロデュースするなど、地元愛もかなり熱い!
案内される人
幼馴染のほきもとさん
平田さんの同級生。現在は、サッカーのコーチとして大刀洗のサッカー少年を育成。大刀洗出身の奥さまと娘さんをこよなく愛する良きパパでもある。
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まずは、大刀洗キッズの小学生〜高校時代編。
子ども達の一番の遊び場は、田んぼ。
ということで、まさかの田んぼ集合(笑)
棒切れとテープを巻いて作ったボールさえあれば、そこは野球場。
まさに、フィールドオブドリームス in 大刀洗なんです。
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平田さん
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お〜!
久しぶりやね!
田んぼで野球やらゴルフやらしとったね。
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ほきもとさん
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ちゃんとした公園があったのに、隣の田んぼで遊んどったね(笑)
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平田さん
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そうそう、ここがベースで、ここがホームかな。
野球は二人でも遊べるけんね。
手慣れた様子でホームを作る二人。
小学校の頃はどんな遊びをしてた?
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平田さん
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雪の日は自転車で積もった雪に突っ込んだり、雨の日はびしょびしょに濡れて帰ったり。
しかもわざと濡れるけん、カバンを入れるビニールも持ってきてね。
大事なものだけビニールに入れて、あとはビッショビショ(笑)
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ほきもとさん
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教室に先生が入ってくる瞬間まで遊んでた。
女子とは全然遊ばんやったもんね。
友達の家の庭で焼き芋焼いたりね。
何回か焼く内にうまい焼き方を発明してた。
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平田さん
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野菜やお米は近所の人からおすそ分けしてもらっとったもんね。
小学校、中学校時代はなんでも遊びになった。
えらい楽しかった〜。
- 大刀洗公園
- サクラに囲まれた約8,000平方メートルの『芝生広場』、水遊びができる『流れ・ジャブジャブ池』、いろんな種類の遊具で遊べる 『こどもの砦』、足ツボを刺激する『健康広場』、季節の花が楽しめる『景石園』など多彩な施設を完備。
https://www.town.tachiarai.fukuoka.jp/spots/detail/33
一緒にいたずらをする仲間がいて、自分より小さな子どもや厳しくも優しいガキ大将がいて。
子どもたちの社会は、季節によって様々な表情を見せる自然の中で育まれてきました。
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平田さん
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大刀洗公園もよく遊んだね〜。
高校生くらいの時かな。
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ほきもとさん
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できたばかりやったけん、広くてキレイで。
平田はここでダンスの練習もしよったね。
平田さんが青春時代に打ち込んだのが、ダンス。
久留米にレッスンに行って、その帰りに大刀洗公園に立ち寄って、ひたすら練習していたそう。
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平田さん
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レッスンの帰りに友達に会って、気付けばそのまま朝まで話しよったね。
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ほきもとさん
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昼は缶蹴りしたり、かくれんぼしよった。
暑い日は芝生に水をまいてたから、シャワーみたいに浴びたりね。
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平田さん
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相変わらず、びしょびしょになりよるし(笑)
思い出話をしながら、公園を回ると、そこには「健康広場」なるものが。
石が敷き詰められた歩道を裸足で一周すると、足のツボが刺激されて健康になれるんですって。
もちろん、健康体なら歩いても全く痛くないのだけれど。
気持ちも若返ったのか、二人ともハードコースに挑戦!
大丈夫ですか〜?
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平田さん
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あ痛たたた!!
押すなよ、押すなよ!!
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ほきもとさん
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アラサーには辛い〜!!
ヒイヒイ言いながらも楽しそうな二人。
広場では、平田さんがダンスを披露してくれました。
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平田さん
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まだ体あったまってないけんね。
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ほきもとさん
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昔は、よく練習しているのを見てたな〜。
あと、他の町の女の子とデートしてたりね(笑)この公園はキレイだから、デートコースになっていた。
華麗なステップを決めてくれた平田さん。
将来の夢を語ったり、好きな女の子の話をしたり。
遊び場が田んぼから公園に変わって、少し大人になった大刀洗ボーイズの青春がここに息づいていました。
そして、社会に出た大刀洗の少年たち。
それぞれどんな人生を歩んできたのでしょう。
続いては、二人の先輩の船木さんの元を訪ねました。
- 手作りお菓子とパンの店 ふなき
- 大刀洗町を中心に3店展開する菓子店。
銘菓「コスモス娘」やルート500ロールなどを始め、洋生菓子、和菓子、焼き菓子、パンなど、幅広いスイーツが楽しめる。
http://www.okashi-funaki.co.jp
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平田さん
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「手作りお菓子とパンの店 ふなき」さんの「コスモス娘」。
よう食べよった。
カスタードが好きやった。
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ほきもとさん
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仏壇に必ず置いてあったね。
コスモス街道から取った名よね。
二人の先輩の船木さんは、「手作りお菓子とパンの店 ふなき」の2代目。
東京でパティシエとして腕を磨いた後に、大刀洗に帰郷。
福岡県洋菓子技術コンテスト大会の飴細工部門では最優秀賞を獲得するなど、福岡のお菓子業界を担うホープです。
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船木さん
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久しぶりやね。
平田くんはイベントの時以来。
ほきもとくんは、サッカー部で一緒やったね。
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平田さん
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船木さんは、飴細工の賞を獲得してましたね。
カウンターに飾ってある飴がとても繊細でアートな感じ。
実家を継ぐって、いつ頃から決めていたんですか?
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船木さん
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高校に入ってから決めていたな。
創業当時の味を守りたい、そして自分のアイデアを生かしたお菓子を作りたいと思って。
東京に行って修行をしてたけど、いつも大刀洗を意識してた。
なかなか方言が抜けなくて、なまってたよ(笑)
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ほきもとさん
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大刀洗に戻って、どんなことをしたいと思いました?
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船木さん
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大刀洗の食材を使ったお菓子を作りたいとか、年配の方にも親しみやすいお菓子を考えたりとか。
あと、カフェを作りたい。
人が集まるところ。
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平田さん
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そう、大刀洗にはス◯バみたいなカフェがないよね。
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ほきもとさん
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女子会ができるようなところね。
皆、久留米まで行ってるから。
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船木さん
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でもね、逆に何もないところが大刀洗のいいところじゃないかと思う。
居心地が良くて、ホッとするよね。
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平田さん
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それ分かります。
大刀洗を離れた友達も「帰りたい」って言ってた。
「遊び場」ではなくて、「ホッとする空間」って感じ。
社会に出て、自分の中で少しずつ変化してきた、故郷の存在。
これからの大刀洗について、それぞれ考える事があるようで。
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船木さん
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平田くんはラジオやイベントで「大刀洗出身」って必ず言うよね。
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平田さん
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少しでもアピールになればと思って。
いつか大刀洗でもイベントやりたいです。子どもたちをたくさん集めて、サッカー大会とか。
ほきもとくんがコーチして、船木さんがお店を出店して。
僕がMC。
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船木さん
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いいね、それ!
「ふなきカップ」とか!
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ほきもとさん
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未来のスターを育てる、ふなきカップ!
自分ができる事から、故郷の将来を考えている若者達。
社会人になって、少し距離を置いて大刀洗を眺めると、また違った印象を抱いたようです。
船木さん、平田さん、ほきもとさんの3人の力が合わさって。
いつの日か開催される「ふなきカップ」、楽しみにしています!